「とにかく、さっさと俺のことを好きになれ。そしたら好待遇で迎えてやるから」



「どんだけ上から目線なのよー!」



「しょうがないだろ、俺様なんだから」



「俺様って自分で言うな!」












結局ナルと話してると、



どうしてもケンカ腰になっちゃう。



だけど、



今日ここに来るまでよりは、



少し距離が近づいてるのかもしれない。



だって…



ナルが、あたしを見る目が優しいから。



イジワルを言っても、そこには愛があって……



って、あたしもどうかしてる!



アイツがあたしをどう思ってるかは置いといて、



あたしはナルを好きになんてならないんだから!