《俺様的》彼女の手なずけ方

「痛ぇ…」


やり返してくると思ったけど、ナルはそのまま動かなかった。


「こんなの…ヒドすぎる」


「俺に逆らったら…」


「わかってる…わかってるよ。ナルが学園長のお気に入りってことも、生徒を退学に追い込むことなんて、簡単だってことも。

だけど…もう、いい。あたしこんな思いしてまで、セレブ学園にいる理由なんてないもん!!」


一気に喋ったから、息があがった。


肩を上下してゼーハーやってると、ナルが切ない顔であたしを見つめる。


「どうしたら…」


「…え?」


「お前の気持ちを手に入れるには、どうすればいい?」


「…な、なに言ってるの?」


「お前の気持ちが俺に向くには、どうすればいい?金か?それとも…」


「気持ちはお金で買えないに決まってるでしょ!?あんた、バカじゃないの!?」


「…クッ。どこまでもお前ってヤツは、俺をイラッとさせる天才だよな」


ナルはニヤッと笑うと、強引にあたしの体を引き寄せた。


勢い余って、あたしの体はナルの胸の中にスッポリとおさまる。