《俺様的》彼女の手なずけ方

な…にが起きたの?


ナルが、壊れた!?


しばらくして、ナルがあたしにジュースを持ってきてくれた。


目の前に差し出されたのは、ピンク色の液体。


イチゴ…ジュース?


口に含み、ゴクッと飲む。


「イチゴとヨーグルト?」


「そう。君のイメージで作ってみた。柔らかいピンクのイメージ」



えっ!


なに言っちゃってんの?


あたし、まに受けちゃうよ!?



「ヤダ~、ナルってば!恥ずかしいからっ。冗談キツイ!」



「どうして?」



笑顔で返されると、もうどうしていいかわからない。



こんな素直なナルを初めてみた。



「こんなに素敵な子を前にして、冗談言えるわけないだろ」


きゃー、もうダメだってば。