《俺様的》彼女の手なずけ方

数十分後、ウチのマンションに到着。




行き先を行ってなかったのに、どうやって調べたんだろう。




「お前の家って……ココか」




「そうだよ。ありがと、じゃーね」




ナルはなんだか頭を抱えていたけど、あたしは特に気にしなかった。




だけど……もっと、気にしていた方が……よかったのかもしれない。













家に帰り、自分の部屋に入る。



相変わらずおばちゃんは自分の趣味に没頭中。




今日は外出していていない。




当然おじさんも、仕事で家を空けているわけで。




あたしはひとりの空間で、ボーっとしていた。