……そんなときに限って、
ナルからはなんのメールもない。
今日のが効いたのかな?
やったね、あたし!
今日の全ての授業が終わり、帰る支度をしたあと教室を出て廊下を歩いていると、
後ろからサギくんが追いかけてきた。
「葵ちゃん、今日一緒に帰らない?」
「いいよ。サギくん、迎えが来てるんじゃないの?」
サギくんは毎日お抱え運転手さんに送り迎えをしてもらっているはず。
今日はどうしたのかな?
「今日は電車で来た。たまにはこういう日もあるんだよね。どこか寄りたいところある?」
「ん~、特にないかな。サギくんは?」
「俺も特にないなぁ~」
ナルからはなんのメールもない。
今日のが効いたのかな?
やったね、あたし!
今日の全ての授業が終わり、帰る支度をしたあと教室を出て廊下を歩いていると、
後ろからサギくんが追いかけてきた。
「葵ちゃん、今日一緒に帰らない?」
「いいよ。サギくん、迎えが来てるんじゃないの?」
サギくんは毎日お抱え運転手さんに送り迎えをしてもらっているはず。
今日はどうしたのかな?
「今日は電車で来た。たまにはこういう日もあるんだよね。どこか寄りたいところある?」
「ん~、特にないかな。サギくんは?」
「俺も特にないなぁ~」


