《俺様的》彼女の手なずけ方

急いで部屋を飛びだした。



あんなに顔が近づいて、全然平気って顔をしていたあたしだけど……



内心、バクバクだった。











ご褒美ってなに?



ナルはどうして必要以上にあんなに近寄るの!?



ナルの体からはなんだかいい匂いがしていて、



一瞬ウットリしそうだった。



あたし、きっとバカにされてるんだ。



庶民だし、E組だし、おてんばで単純でバカな女だって。



もう……ナルの言うことなんて、



聞かないから。



今度メールが送られてきたら、絶対に従わないことに決めた。




プリンセスが、ペットがなによ!!



あたしには、もう関係ないんだから~~~~っ!