「そうか?天下のナル様が、下々のモノと一緒に学食でカレー食うっておかしくないか?」



「別に?全然?っていうか、下々のモノってアンタ何様?」




「俺様だけど?」




「…………」



真顔で言ってるから怖いよ。










「とにかく、すっごくいいと思う。好感度アップだよ!あのナル様が、みんなとテーブルを囲んでカレーを食す。素晴らしい~」



適当に言っただけなのに、なんだかナルは嬉しそう。




「ホントにそう思うか?」



「うん。ウチのクラスの女子なんて、きっと泣いて喜ぶと思う~」



特に天音ちゃん。



ナル様の食べたカレースプーンを、わたくし買い取ります!



とかって言い出しそう。