「だったら……あたし、自分の分買ってくるよ。それならそうと、最初から言ってよね!?」



「メールしたときに気付けよ」




少し寂しそうな顔をしていたくせに、今度は鼻で笑ってる。




わかるか~~~~っ!




「もうっ、ホント素直じゃないんだから」




「俺ぐらい素直な人間が他にいると思う?お前にだけだぜ、こんな指令出すの」




「……それとこれと、どう素直と関係があるの?わけわかんない」




「そういうお前こそ、もっと素直になれば?俺がせっかく誘ってんのに……」




そう言って、あたしの頬をそっと指でなぞる。








ゾゾゾ…。



「紛らわしい言い方しないでよね!?ランチに誘うだけなら、もっとシンプルに言ってよ。

それに、一緒に学食で食べたって別に全然おかしくないよ!?」