「ふぅん…そーいうこと。鳴海……最近ずっとあたしとのランチを断るって思ってたら。

いつもここで一緒に食事してるの?」



綺麗な女の子が、あたしにニッコリと微笑んでくる。



うわぁ~、女のあたしでもドキドキしちゃうような美人さん。



「食事してるっていうか、運ばされてるだけで……痛っ!!ちょっと、なにするのよっ!!」



話してる途中で、ナルがあたしを口止めに来た。



いつの間にかあたしの後ろに立っていて、首に腕を回される。










「余計なこと、喋るなよ?出てけよ……俺たち、今からやることあっから」




はい、出て行きますっ!!



あたしが急いでドアの外に出ようとしたら、出て行くのはあたしじゃなかったみたいで。




「わかった……じゃあ、さっきの話お願いね」




あたしが行動するより早く、女の子が先に部屋を出ていった。