「あるに決まってるでしょ~~~!!ちょっと、この手離してっ」



「残念でした。拒否権、ナシ。どうしてかっていうと、お前は俺のペットだから」



ナルはあたしのポニーテールをギュッと掴んで引っ張った。




「やっ、やめてよ」




「これ、すげぇ邪魔なんだけど。揺れて顔に当たって痒い」




「知らないし!!」




「あれ、なんで俺があげたリボンつけてないんだよ…」




「つけるわけないでしょ!あたしはペットじゃありません~~~っ!!」




「うるさいペットだな……いい加減にしないと、黙らせるぞ」




ナルはイジワルく笑うと、あたしの耳にフッと息を吹きかけた。









「きっ……きゃあぁぁ~~~~~~~~~っ!!いっ、今、なにしたの!?」



「なにって、耳舐めたわけでもないのにそんな驚くか?」



なっ……舐めるって、どっちもありえないから~~っ!!