同時に会場にいた生徒たちが、キャーキャーと騒ぎ始めた。





当然、ステージの真下にいる天音ちゃんも大興奮!





三好鳴海はあたしの耳もとまで屈むと、髪の上から唇を、耳に軽く押しつけてきた。




「きっ……キャーーーーッ!!やめっ…ちょっと」




「山猿がギャーギャーうるせ~んだよ。それ以上喋ると……その口、塞ぐから」




塞ぐって……




よくある、アレですか!?









しかもっ、耳のそばで喋るのやめてーーっ!




ゾクゾクするっ!!



あたしがそうなるのなんてお見通しなのか、




三好鳴海は満足そうな表情を浮かべ、あたしから離れた。