「物わかりの良い子のようね…さすが紅玉さんの姪御さんだわ。フフ……」



なんだかとっても不気味な雰囲気だけど、あたしは敢えて発言を控えていた。



それというのも、紅玉正さん……



おばちゃんの旦那さんから、痛いほどの忠告を受けていたから……。









おばちゃんの旦那さんは、この聖麗舞学園の理事長と知り合いで、




理事長は、影の支配人…というか、経営にはノータッチらしくって。




学園の采配は、全てこの、学園長が握っているらしいの。