「土方さんって意外に嫉妬深いんだね」



身体を起こした妃絽はニヤリと笑いながら俺を見た。



嫉妬深い?



「そうかもな」



俺は口角を持ち上げると妃絽の手を引き、身体を引き寄せた。



そして、蚊に刺されて赤くなった痕の横に口付けた。



「ん…っ」



妃絽の身体がびくりと揺れ、身じろぐ。