「原田、どうすれば良い!?」 「こうやってあやせば良いんだよ」 彼は彼で泣き出した水影を沖田さんから受け取り、原田さんに教わりながら必死にあやしている。 私は普段見れない彼の慌て振りに笑みが零れた。 ふと私は開いている襖へと視線を向けた。 そこには綺麗な真ん丸の月が出ていた。