彼も私が出した大声に驚いているようだった。 「大丈夫か、妃絽?ぼうっとしてたみたいだけど。何処か調子でも悪いのか?」 「何でもない。それより、どうしたの、藤堂さん?」 私の言葉を安心したのか、藤堂さんはほっとしたように肩を落とす。 そして、気を取り直したように口を開いた。