「あー…うん。でも、」 ちょっと言いにくそうな清瀬くん。 「うん?」 「羽衣子ちゃんに、会いたかったから」 え……… ――――ドキュンッ はい、あたしは目の前にいる美少年に、胸を射抜かれました。 「そ、そっか。じゃあ…準備するね!」 「………あ、うん」 なんてストレートなの! あたしは慌てて窓から体を引っ込めた。 「あーら。朝から暑いわね羽衣子」 そんなあたしをニヤニヤと見るママ。 「………っ」