「なぁ、羽衣子」 「うん?」 同じベッドの中、あたしの隣で終聖が口を開いた。 『同じ部屋で寝るのがいいわ。だって結婚初夜みたいなものじゃない』 ママにそう言われてあたしの部屋で寝ることになった終聖。 「本当に、お前をもらいに来たから」 「…………」 「羽衣子?」 「そんな嬉しいこと言わないでよ、バカ……」 さっき止めたはずの涙が、また出てきちゃうでしょ。