本当は、ずっと考えてたんだ、そのこと。 その言葉のおかげで、あたしは寂しくても我慢できたんだよ。 「はい、その約束です」 「もちろーん。終聖くんがもらってくれるなんて、嬉しいわ。ね、あなた」 「あぁ。そりゃそうだ。よかったな、羽衣子。終聖くんになかった話にされなくて」 「……パパ」 なかった話って。 終聖がそんなことする人じゃないことくらい、知ってるクセに。