「……あの、おじさん、おばさん」 「なぁに、終聖くん」 「なんだね、終聖くん」 リビングで向かい合わせに座った終聖が、真剣な瞳でママ達を見た。 「あの約束、覚えていますか?」 いつになく真剣な声に、ドキリとした。 終聖の言いたいことは、わかってる。 わかってるから、怖いんだ。 終聖のほうが怖いはずなのに、あたしがドキドキして、震えてしまう。 「約束?羽衣子をもらってくれる約束かしら?」 「っちょ、ママ!!」 そんなはっきり言わなくてもいいじゃん!