「どうして?これからもいればいいじゃない」 「もちろんいたい気持ちもあります。でも俺には――…やりたいことがあります」 終聖の声に耳を傾けながらギュッと目を閉じる 「やりたいこと?」 「なんだね、終聖くん」 いつもなら話さないパパが、口を開いた 「……ハンドです」 「「ハンド…?」」 「俺、逃げてきたんです。逃げてこの町にきたんです」 終聖があたしに話してくれた話を思い出す