「本当はいやだ」 「うん」 「離れたくないよ」 「うん」 「でも終聖のことが好きだから、向こうの学校に戻ってほしい」 「うん…」 「待ってるから。あたし待ってるからだから――…」 それ以上は言えなかった ううん言わせてもらえなかった 「……っう、っく…っ」 強く強く終聖に抱きしめられる このまま時間が止まってしまえばいいのに そしてずっとずっと いつまでもあなたと一緒にいられたらいいのに 『行ってきて』 笑顔で言ってあげられたらよかったのにね――…