「いーんじゃないの?助けたんだし」 「あ、それはありがとうございます!だけど…やっぱり痛そうだし…」 「相変わらずだな、羽衣子」 金髪男の様子を伺ってかがんでいると、頭の上から聞こえた声。 「羽衣子?うん、あたしは羽衣子だけど……って、え!?羽衣子!!?」 ガバッと男の子を見上げる。 な、何で知ってるの!?