「そんな、それだけはやめて…」
弱々しい声で彼女達が懸命に終聖に待ったをかける
「いーや。反省は反省だ」
全く効き目がないみたいだけど
「じゃああとは任せた!」
「「ラジャー」」
合図で男の子2人が駆け足であたし達のとこに来た
2人を見てまたびっくり
「ライアンくん!?大川くんまでっ!!」
2人の手には、バリカン
「いやぁぁぁ!」
それを目にした途端に彼女達が叫び出した
「やだ!やめてよ!」
「あたしの髪がっ…」
「ごめんねーでも、キミたちが悪いんだよ」
「悪いことしたら反省しなきゃ」
ごめんねと言いながら、バリカンを持った2人の手は勢いよく動いた
きゃ―――と泣き叫ぶ女の子達なんて見ていられない
あたしは終聖の服を掴んだ
もう止めて
あたしはもう十分だから
「はいっ、終わりー」
達成感たっぷりの大川くんの声
何の騒ぎかと集まった生徒達
目の前には変わり果てた女の子達
その髪は面影を残すことなく綺麗さっぱりしていた

