あたしの甘ーい幼なじみ



「終聖、この子達でいいのかな?」


ライアンくんが終聖に駆け寄る


「おー。サンキュ」


「終聖の頼みなら喜んで」


そう言ってライアンくんはあたし達に手を振ってどこかに行ってしまった



残されたあたし達

…と、女の子3人



目を逸らしてしまうのはこの3人に見覚えがあったから



「辛いこと思い出させるかもしれねぇけど、羽衣子を突き落としたやつがこの中にいるよな?」



その言葉に女の子たちがピクリと反応する


あたしは小さく頷いた


上履きが無くなったあと廊下であたしを押したのも陰口を言ったのもトイレでぶたれそうになったのも


突き落とされたのも全部、この女の子たちがしたことだったんだ



「よくもまぁ、やってくれたよな」


下を向いたままの女の子たちに終聖が追い討ちをかける



「俺の女突き落としといて、ただで済むと思ってんの?」



終聖の言葉に女の子たちが顔を上げた



「……っあたし、…」


今にも泣きそうな表情



「同じ目に遭わないと、辛い気持ちわかんねぇんだろうな」


「え…?」


「ま、今すぐ突き落としてやりたいけど俺だってそんなに鬼じゃないからしないけど」


ホッとした顔の彼女達

あたしまでホッとしたよ、終聖ならやりかねないもん