「……ほら、早くしろよ」
「う、うん」
促されて終聖の手をとる
「気をつけろよ」
することは乱暴なのに言葉は優しい
グラウンドにはたくさんの人々が散らばっていてその中にあたし達も混ざった
「終聖あたし、踊れない」
いまさらだけど踊ったことなんてないし
「いいよ踊れなくて。」
「えっ…」
ぐいっと引き寄せられた
『それではスタートです!』
〜♪♪♪〜
音楽とともに揺れるあたしの体は終聖にしっかりと支えられていて終聖の動きに合わせて動く
わぁ、すごい!
骨折したあたし相手だからかっこよくは踊れるはずないけど、動きだけはなんとか形になっている
「羽衣子」
「ん……?」
「羽衣子に見せたいものがあるんだ」
動きを止めた終聖があたしを近くの椅子に座らせた
え…?なに?
「ほら、こっち来い」
終聖の声でこちらに歩いてきたのは女の子3人
……とライアンくん

