あたしの甘ーい幼なじみ



……そうでした


プログラムの最後にはみんなで踊るフォークダンスがあるんだ


でもあたし



「この体だし…」


ダンスは厳しいかと



「…やっぱり、そうだよね…」


「ごめんね。和美ちゃんは大川くんと踊ってきて」


『最後のプログラム、フォークダンスが始まります』


カップルで踊ることも珍しくないらしく周りはすでにカップルだらけだった


「でも……」


「誰が踊らないって?」


あたしの後方

聞き慣れた声



「終聖?」


「もちろん一緒に踊ってもらうよ、羽衣子」



え……


「でもあたし踊れないよ?」


松葉杖だし、ケガしてなくたってたいして踊れない


「俺が松葉杖になってやるから」


「で、でもっ…」


「いいから行くぞ」


取りあげられた松葉杖


変わりに終聖があたしに手を差し伸べる