あたしの甘ーい幼なじみ



「だから、悪くないってば」


あたしの不注意だもん


「……羽衣子のおばさんとおじさんに合わせる顔ねぇな」


鼻水をすすりながら終聖が呟いた


「ま、ママ達には言わないで!」


「え?」


「心配かけたくないの」


こんなことが原因なんて知ったら、お母さん達が悲しむ

悲しい顔は見たくない



「でもちゃんと言わないと」


「……足踏み外したことに、して」


「は?お前な…」


「お願い」



体は動かないから終聖に頭だけ下げる


お願いだから



「……わかった」


「えっ?」


「けど条件がある。」


「じょ、条件?」


真剣な顔をするから、思わずゴクリとつばを飲み込む


「1つは、絶対俺がお前突き落としたやつ見つけ出してボコボコにしても文句を言わないこと」


「えっ!?」


ボコボコにしている姿が思い浮かんで青ざめる

な、なに言って…


「2つめは、これから俺のそばを離れないこと」

「えっー…」


「簡単だろ?」


「う、うんっ!」


「じゃあ安静にしろ。もうすぐおばさん来るから」


幸せだな

はーいと返事をしてあたしはベッドに潜り込んだ