「ごめんな、痛かったろ」
「だ、大丈夫だよこれくらい。」
痛くもなんともないから
「なんで俺、羽衣子をこんな目にあわせちゃうんだろうな」
潤んだ瞳があたしを見た
今にも涙がこぼれそうだ
「終聖のせいじゃない」
「俺が羽衣子を好きだから、いけないんじゃないかな」
「えっ?」
「だから羽衣子を危険な目に…」
なに言ってるの?
「こんなことがまたあったら俺、耐えられない」
「待って、終聖」
「羽衣子を守れないなら付き合ってる意味なんてー…」
「待って!!」
終聖の言葉を遮る代わりに、使える右手で終聖の手を握った
「終聖は悪くない。あたしが終聖を好きだから。離れたりしないで」

