「子!羽衣子っ!」
誰、うるさいなぁ
耳元で騒がないでよ
「羽衣子!わかるか!?」
――あれ?
「終聖…?」
白い天井
でもいつもの保健室の天井じゃなくて
あたしなんでここに?
「なにがあったかわかるか?」
「なにって…ったぁ!」
腕を動かそうとして走った激痛に顔を歪める
よく見ると足が吊されていて、左手にも包帯
あ。あたし――
「突き落とされたんだ…」
「突き落とされた!?だれに!!」
「わ、かんないよ。背中押されて気づいたら、もう落ちてた」
「押したやつ見た?」
「ううん、見てない…」
「誰がこんなこと…」
悔しそうな終聖
「終聖、あたし大丈夫だから」
だからそんな顔しないでよ

