あたしの甘ーい幼なじみ




「悪いな、結城。人手が足りなくてな」


「いえ大丈夫です」


ドスンとダンボールを床に置く

ここは道具保管庫

絶対に優勝したいらしく、どのクラスよりも早く練習しようと先生と一緒に道具を取りに行くのに付き合わされた


そう、あくまで付き合わされた

自分から進んで来たわけじゃない



「しかも違うの運ばせるなんてな。わはは」


「はは…」


先生、本当にキャラが違いすぎます


授業中の優しい先生に戻ってほしいよ


「じゃあ、あとはこれを教室に持って行ってくれるか?」


「はい。先生はどこに?」


「ちょっと職員室に行くよ。まだやり残したことがあるの忘れてたんだ」


「あー…わかりました」


「頼むな!これでD組優勝だ!」



がははとあたしの肩を叩いたあと、先生はあたしを残して消えていった



ほ、本当に行くんだ
置いてくんだ


先生ひどい…



「…とりあえず運びますか」


体育祭本番では力になれないから、せめて言われた通りのことはしとこっと