「終聖、起きてる?」
部屋の前。コンコンとノックをして呼びかけてみても聞こえない返事
寝てるのかな?
「終聖、入るよー」
入るって言えば、無断ってわけじゃないもんね?
扉を開けて中に入る
終聖のママとパパが送ってくれた、ベットに机にテーブルがあるだけのすべて黒で統一された綺麗な部屋
ベットに埋もれる人発見
あ、寝てる
「終聖?」
「ん……?」
あたしの声に反応したのか、目が合いた
「羽衣子じゃん…」
まだ寝ぼけているのか、眠そうな目に笑ってる顔
羽衣子じゃん、ってなに!?なんだか可愛いんですけど!
「起きれる?アイス買ってきたよ」
「あー…サンキュ」
終聖がゆっくりと起き上がる
「熱はどう?」
「……36.9℃」
「よかった。下がったんだね。食欲ある?」
「ん、ばりばり」
ばりばりって
「じゃあはーい」
買ってきたアイスを取り出した
「え、これ……」
驚いた様子の終聖
あれ、あれれ?

