な、な、何が起きたの? 真っ赤なあたしと――清瀬くん。 今の、キス…? 「……じゃあ、また明日な」 「………っま、また明日っ!!」 手をブンブン振って、清瀬くんの背中が見えなくなるまで見送った。 バイバイのちゅーは、これで3回目。 清瀬くんは、あたしのことを大切にしてくれてるって気持ちが伝わってきて。 まだまだ慣れないよ。 でもやっと確信したよ。 あたし、本当に清瀬くんの彼女なんだ。 余韻に浸っていたくて、 清瀬くんの背中が見えなくなってもあたしはしばらくその場に立ち尽くしていた。