「これは、ルール違反にはならないんじゃない?」
「そーそー。何てったって俺が勝手にエントリーしちゃったんだし」
和美ちゃんと大川くんは慰めてくれるけど…
清瀬くん、どこに行っちゃったの?
「なにそれ、楽しそうじゃん」
今にも泣きそうなあたしの後ろで、いたずらな笑顔の終聖が顔を出した。
「…終聖…?」
「俺が出てやろうか?」
「えっ?」
終聖の言葉に、こぼれそうだった涙も引っ込んだ。
「な、なに言ってるのっ!?」
あたし達、カップルでも何でもないじゃないっ!
「だって、賞品あるんだろ?遊園地ペア券」
そう言うと、プログラムを指差した

