家へ向かう車の中私は全神経を膝の上に集中させていた


「顔が怖いぞ」


「そう言われても、、、」


私の膝の上には小さな小さな子犬


「葵がそんなに緊張してるとそいつも緊張するぞ?」


「、、、」


確かに子犬は私の膝の上でふるふるしていた




そんなに緊張していたのに


神経を集中させていたのに



いつの間にか私は眠ってしまった