食事が終わると廉はまた行き先が決まっているようで

車を一直線に進めた

「暑くないか?」

「大丈夫です」

「寒くないか?」

「大丈夫です」

車の中の会話はこのくらいしかない、、、

でも

認めてはいけないけどこの沈黙すら私には居心地がよくて気を許してしまいそうになる

また油断して気持ちが揺らぎそうになる

だから私は唇を噛み締めて

自分の手を握りしめた

この心が再び開かないように油断したらだめだから、、、