始業式が終わった。
毎年恒例である、私達高学年に向け、先生は述べた。



私は、佐々木彩。小学六年生。
成績は、クラスで1番でピアノと、運動が得意。容姿は、自分で言うのもなんだが、いいほうでモテる。

さておき、私はクラスを見回してみる。


悲しいことに、私のクラスはレベルが低いようだ。(顔の。)特に、女子。最悪だよ。

そんな事を考えてると、去年も同じクラスだった『福田璃子』が寄って来た。


福田璃子
小太りで背が低く、何処からどう見たらそう思えるのか、自分に自信がある奴だ。その自信のありっぷりは、見ててイタい程に。
 私は、本当にアブない奴だと本気で心配してる。


―バチッ!!…―

辺りを見渡していると、目が合った。

『瀬川陵』
クラスで1番モテる。顔立ちが良く、運動全般出来る。それに、ピアノがうまい。


私は、すぐ目をそらした。