「昨日?」


「さ、佐倉と一緒に帰っただろ!」




ポケットに手を突っ込み、なぜか明後日の方向を見ながらぶっきらぼうにそう言う若宮。




「別に何も?ただ家まで送ってもらっただけだけど」


「ほんとだな!?」



「っえ!?」




ガッと突然若宮に肩をつかまれ、振り向かされた。




目の前には超真剣な若宮の顔。