私、反論するところ違うくないか???



あれれれれ???


頭に血がのぼりすぎて、私は何に反論するべきだったのか忘れちゃった。


私が1人、悩み混んでいると。

「おい。マイ」



「……なんです?」



私は、また失礼なことを言われたときのため、少し身構えた。


「これ、食うか?」


あっっ!!
私は宙の持っている、皿を指差して言った。


「はんばぁーぐぅ!!??」


宙は指を鳴らして言った。
「んーーー。微妙におしい。発音が違うな。『ハンバーグ』だ」



そんなことは、どうだっていいんです。
そのお皿の上にのっている、肉の塊は……。


魔界で読んだ、『ぐるめざぁっしぃ』ってやつに、うつっていた美味しそうな料理じゃないですか!?


私は挙手して言った。
「はい!!食べたいです!!宙様!!」


「よしよし。こっちこい」



宙は小さく手招きをした。


私はトコトコと微笑みながら近づいた。
……と、そのとき!!