ぽっかり空いた心のせいで、 涙は出なかった。 それから、毎日のように、 お母さんがいなくなっては あたしにセックスを求めるようになった。 拒むのも面倒になって、 「おい」 って声をかけられただけで、 あたしは、 制服のブレザーを脱ぐようになった。 バカげてるって、 自分でも思ってるけど、 あたしには なにもできないことわかってるから もうなにも考えなくなってしまった。