「・・・・・ぇ・・・」


ゆいこは唖然として席に座らない。
いや、座れない。

だって机とイスがないんだから。



「あっれあっれ?ゆいこちゃんどーしちゃったわけぇ?お?ん?」

奈々は大声でゆいこをからかう。

クラス中の視線が集まった。


「席・・・は・・・?」



「やっだあ~☆席ないんだあっ
じゃあクラスで勉強する資格ないね?」


私は半泣きのゆいこをさらに問い詰める。