「あ、いいこと思いついたあ~」 私は押さえられたままのゆいこにゆっくりと近づく。 「あんた私の命令何でも聞けよ? 聞かなかったらあんた終わるよ?」 ゆいこは歯を食いしばる。 まじで弱いじゃん。 天井や壁がなくて声は響かないが、笑い声が屋上を支配した。 「奈々、プールからホース持ってきてよ」 奈々は私の命令を受けると、ニヤリと笑ってから走ってプールの所まで走った。