病室には親戚のおばさんや、おじいちゃんがいた。 もちろん、パパはいない。 おじさんもいなかった。 「るいかちゃん・・・ 私の事、覚えてる?」 「え・・・・ あ、さなえおばさん?」 ふいに話しかけてくれた優しそうなおばさん。 小さい頃よく遊んでもらってたから、覚えてる。 さなえおばさんはパパのお姉さん。 すごく大好きだった。 「お母さんの事・・・ 大変よね」 「あ、はい」