「おい、ゴミクズ。

この布切れと水、
掃除しといてねえ~?

命令だから」


そう言い残しゆいこは、絵里や奈々たちと一緒に屋上を後にした。








―――――悔しい。







ほうきで体操着だった布きれを集めた。


涙がポロポロとこぼれて布に落ちる。

布が水玉模様になったようだった。