あたしは悲しい気持ちをご飯に向けた。 せっかく作った颯汰さんの朝ごはんは 虚しくぽつんと置かれている。 あたしはそれと自分の分を食べた。 そのご飯はすごく悲しみが詰まってて。 これから、やっていけるかわからなくて。 「っ…うぅ…ヒクッ」 涙がどうしても止めることができなかった。