【藍佳side】 今日も、誰よりも早く起きて 朝ご飯の支度をするあたし。 やっと、それが習慣になってきて 昼寝もだいぶ減った。 朝つ7時になって、 寝室に行くと珍しく颯汰は起きてない。 「颯汰ー?」 電気を付けて名前を呼ぶと、ん、と唸るだけ。 「遅刻しちゃうよ?」 そう言ってベッドを覗くと、 顔がほんのり赤くなった颯汰。 苦しそうに目をとろんとさせて、 あたしを見てる。 これはもしかして。