キスをして、家を出ていく颯汰さんを見送って あたしは部屋の掃除をする。 今日は、真澄と照葉が来る日。 何もしなくていいからって言われたけど。 人が来るのに、何もしないのも…。 「よっしゃ」 そう意気込むと、 赤ちゃんも気合いが入るのかぽこっとおなかを蹴る。 この行為でさえ、 いとおしさを感じるのは母親だから? そっとおなかに触れて、あたしは準備を始めた。