「すごく、幸せだったよ?」 「そうか」 「…颯汰さん、喜んでくれない?」 「俺は…どんな子でも、誰の子でも喜ぶ。 俺たちの子どもだもんな…実感わかね」 やっと、笑ってくれた。 あの時は大変だったけど。 その中で生まれた。 この、新しい命だもんね。 「絶対に守る」 そう言って松葉杖から手を離してあたしを抱きしめた。 「うん」 あたしもそっと抱きしめ返す。 そして、離れて優しくキスをした。