あたしは、泣きながら頷いた。


「颯汰さん…っ」


「好きだ」


「あたしもですっ」


「…愛してる」


そう言ってぎゅっと抱きしめた。


あたしはベッドの上だったし、
颯汰さんは車いす。


隙間はあったけど、心にはもう距離なんてない。


「もう、離さないから」


そんな優しい声で言われたら
もっともっともっと好きになってしまう。