「…藍佳」


「ごめんなさい、颯汰さん。
怪我してるのにあたしのお見舞いなんか」


これじゃさっきと真逆。


「2人で少しはなしなさい」


「えっ」


「今、颯汰くんの両親に連絡してくるから」


そう言って、お母さんとお父さんは部屋を出ていった。