ぽわんと、目の前が白い光になる。


「ねぇ、向こうの光までいったらきちんと素直に話すって誓える?」


そう、光があたしに話しかけてきた。


「誰に?」


「あなたの中での大切な人」


「…大切な」


「約束できるのなら、あそこへ連れて行ってあげる」


あたしはすぐに頷いた。


これは試練。


越えなくちゃいけないこと。